あんじゅホームの
想い
受け継ぐ工務店
創業者高橋武雄
彼は、家づくりにきびしい人だった。
師匠から大工としての心構えを叩き込まれた。
『住宅は陶芸家のようにたくさんの中から最良の1つだけを選ぶことができない。
だから1棟1棟が勝負なのだ』
彼が口癖のように言っていた言葉。
この大工としてのDNAは、僕にも引き継がれている。
20年以上、神戸で家づくりにたずさわってきて、しみじみ思う。
「神戸の家づくりは難しい」
立地条件がきびしい土地が多い。
密集地で、土地も狭く、高低差もある。
神戸は日本で有数の坂の街。北の山へ向かって上り坂になっている。
その山からはいわゆる『六甲おろし』が吹き下り、冬の厳しさが増す。
そんな、きびしい条件の土地を読み、一棟一棟いちから設計し、施工計画を立てる。
神戸の工務店は施工力がなければ残っていけない。
大手が入ってきてもすぐに去っていくのはそのためだ。
地元の業者でも、施工ができないとあきらめる土地も多い。
してはいけない。
創業者高橋がよく言っていた言葉。
あたり前のことだが、そこを考えていない家が多い。
耐震性や安全性はしっかり確保しながら、陽が差し込む明るい快適なお家。
高気密高断熱で、健康で安心して暮らせるお家
湿気対策やメンテナンス性を考えた、永く引き継がれるお家。
難しい立地だからこそ、一棟一棟、丁寧につくりこんでいく。
そのおかげで、今ではどんなむずかしい土地でも家づくりができるようになった。
日本には日本の家づくりがあり、神戸には神戸の家づくりがあり、
その土地にはその土地の家づくりがある。
『あたり前のことをあたり前にする。それがむずかしい。』
これも高橋からよく聞かされた言葉だ。
その土地の特性を最大限に生かした設計で、高気密高断熱の高性能の家づくり。
現代の住宅においてはあたり前のことだが、ついつい妥協してしまう。
家づくりはぜったいに妥協しないでほしい。
どんな土地でも、工夫次第で家はいくらでもよくすることができる。
20年以上の家づくり経験での確信だ。