あんじゅホーム社員ブログ
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2018 月刊ふかみ通信 11月号

2018年11月16日 9:34:07ライター:あんじゅリフォームカテゴリ:あんじゅホーム社員ブログ

今月のトピック

 

1.ふかみの独り言

2.家づくりの本を読む  

 【住宅読本】 

3.あとがき

 

ふかみの独り言

 

毎月のように、台風や地震などの自然災害の内容をこのコラムに

書いていきましたが、ようやく落ち着きを取り戻した感じです。

 

しかし、実は大変な状況は続いています。

今回の被害は、大阪に集中しました。

大阪は、長い間大きな災害に見舞われず、昔のままの瓦屋根が多いため、

耐震化があまり進んでいない事が災いしました。

 

神戸も昨年の10月に大きな台風被害がありましたが、

今回の大阪よりも被害は小さかったです。

理由は、風力が少し弱かったこともありますが、23年前の阪神大震災で、

多くの瓦屋根が修繕されていることと、耐震化で屋根の葺替えが

進んでいるためです。

 

屋根関係の職人不足が続いていて、工事が進まず、多くのお客様に

ご迷惑をおかけしています。

一日でも早く、工事ができるように最善をつくしていますので、

よろしくお願いいたします。                                         

 

家づくりの本を読む

【住宅読本】

 

今回は、日本で最も有名な建築家の一人 中村好文氏の著書です。

 

 

 

『住宅読本  

中村 好文 著

 

建築家・中村好文が、考え抜いたよい住宅の

12の条件を写真やイラストで分かりやすく解説。

 

 

 

 

 

本書は、中村好文氏が「よい住宅とは?」というテーマで書いた一冊です。

専門的なことはあまり書かれておらず、分かりやすい文章と写真とイラストで、

これから家を建てる人にとっても、建築家を目指す人が読んでも楽しめます。

 

居心地

 

居心地のよいところを見つける能力は犬や猫にはかなわない気がします。

彼らは文字通り動物的なカンで居心地のよいところを探してきます。

住宅においても、居心地のよい場所を持てる、

あるいはそういう場所を見つけ出せるというのは、

住まいの愉しみのなかでは、すこぶる大きいものだと思います。

 

そのことを住宅を設計する建築家の側から言えば、知恵を絞り、

工夫を凝らし、家のなかに居心地のよい場所や装置を

それとなくしつらえておくことと同時に、そこに住む人の居心地に

対する想像力を掻き立て、使い勝手の工夫や、その人ならではの

感性と見立て次第で、心豊かになれる場所が発見できる、

できるだけ融通無碍なふくらみを持った家にしておくことが大切です。

 

突き詰めれば、住宅というものは、あまり洗練しすぎたり、

純化しすぎたりしないで、適当に「曖昧な場所」を残しておく方が

住み手にとって自由度もあり、堅苦しくなくてよい。

ということになるのかもしれません。

 

遊び心

 

遊び心もまた、住宅設計にたずさわる建築家が身につけていなければならない

要素の一つかもしれません。

住宅はもちろん合理的で機能的な方が良いのですが、

だからといってただの箱だったら、何だかつまらない。

家の一部にアクセントのように設けられた愉快な工夫や

ちょっとした仕掛けなどの「遊び心」は、会話のはしばしの

ユーモアのようなもので、日々の暮らしに潤いを与え、

そこに暮らす人を愉しませ、またその気持ちを和ませてくれます。

 

 

 

たたみ一畳の読書室

たった一畳なのですが、ものすごくいい空間です。

 

手ざわり         

 

愛着は手ざわりから生まれると思うのですが、いかがでしょう。

 

家の中に手ざわりのよい部分があることで、

家全体がなんとなく手ざわりよくできていることは、

大きな吹き抜けのある居間があるとか、

眺めのよい全面ガラスの窓があるとか、

というようなことに匹敵するような贅沢なのです。

 

その手ざわりのなかでも、一番大切にしているのが階段の手すりです。

なぜなら、家族全員が必ずさわったり握ったりする部分だからです。

その手すりを通じてその家に住む家族の一人一人と握手をしているような

気持ちになれるからかもしれません。

 

住み継ぐ

 

住み継ぐ作法は、日本のような土地の値段が変動しやすく、

住まいに対する意識も価値観も世の中の風潮に左右されやすい国では

身に付きにくいものかも知れません。

一方、日本で住宅の費用は、欧米に比べると比較にならないぐらい高いと

言われています。つまり手間と時間をかけて建てた家を、

ごく短期間住んだだけで破棄しているということになります。

ずいぶんもったいない話です。どうぜなら「住み継ぐ」ことを前提に、

長持ちする住宅にしたいものです。

 

そのためには、メンテナンスを容易にしておく配慮が必要です。

 

それからプランの問題があります。家族(住人)というものは生身で、

増えたり減ったり、成長したり年老いたり、絶え間なく変化していく

ものですから、一時期だけに焦点を当てて固定的にしてしまうと、

変化に対応しきれなくなります。つまり、必要に応じて間取りを簡単に

変えられるように、構造壁の配置や、コアとなる水廻りの位置を

あらかじめ十分に考えておかなくてはならないわけです。

そのためには、融通性のあるプランで、しかも、特殊なものではなく、

無理も無駄もない合理的であたりまえのプランが良いと思います。

 

 

あとがき

 

毎月、皆さんの手元にお送りしているニュースレターはかれこれ15年近くになります。

この『ふかみ通信』以外にも、社員が書いた読み物も一緒にお送りしているわけですが、

最近、内容の見直しを考えています。

なんとなくですが、時代にそぐわなくなってきている気がするのです。

 

そんなわけで、近々リニューアルするかもしれません。

 

何かご意見等ございましたら、下記メールに

お送りください。ぜひ教えてください!!

よろしくお願いいたします。

[email protected]

 

 

 

 

 

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